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超絶プリティ! JINHAO サメ万年筆


最近サメブームでも到来しているのでしょうか。IKEAのサメぬいぐるみが再販(?)されたとかなんとかでまたかなりの話題になっているようなのですが、未だにゲットできていません。そんな今ノリに乗ってるサメさんの、余りにかわいいペンを発見して反射的に購入してしまったのでそのレビューです。
サメは国家なのである
手持ちのインクが増えてきたので格安万年筆でも買って色ごとに分けたいなぁと思ってAmazonを徘徊していたら見つけてしまいました。とてつもなくかわいいうえにとてつもなく安い万年筆なんです。前置きはもうどうでもいいのでとりあえず見てください。

サメさん万年筆 よくばりセット
これです。めっっっっっちゃかわいくないですか?完璧なまでに演出されたサメ感と多様なニーズに答える12色展開。実はこれ12本セットでお値段まさかの1,950円という意味不明な価格設定なんですよ。1本あたり162.5円です。万年筆のくせにそこらへんで売ってるフツーのボールペンと同じ値段ってすごすぎでしょ。それでいてこのかわいさ。反則でしかありません。ご購入はこちらからどうぞ。

ただボールペンや鉛筆ならまだしも、インク入れ替えりゃずっと使える万年筆を12本も一気に買う必要があるんかって話なんですが、この値段で売られてたらついつい買ってしまいますよね。実際こんなに要らないのに買ってしまったアホがここに1人。

1人で全部使うとなるとそれぞれに別のインクを入れて楽しむといったところでしょうか。あとは敷居の低いデザイン性をもって万年筆趣味を広めるべく周りに配って回るとか、友達とシェアするとか。どっちにしろ複数人で分けるのが良さそうでしょうかね。

並べて飾れるケース入り
こちらのぷりちーなペンを作っているJINHAOというブランド、調べたところ中国の文具メーカーのようでお手頃な万年筆をたくさんリリースしているみたいです。黒軸に銀クリップといったオーソドックスなデザインで1,200円だったり、どっからどう見てもL〇MY s〇fariな万年筆が7本セットで1,300円だったりといった具合です。ブランド性を重視しない方であれば重宝するかもしれません。

一応上の方ではAmazonのリンクを載せましたが本国(Aliexpress)から直接購入する場合にはセットで$11.9とさらに安く売られています。また国内ではいまのところ見つかっていない1本ごとの単品販売もされており、色はもちろん12色から好きなのを選べて$1を切るという格安っぷりです。

海外からの発送なので届くまでに時間がかかることと、アクシデントがあった場合に英語でやり取りしなければいけないのが難点ですが、順調にいきさえすればコミュニケーションを取る必要はないので配送時間さえ許せばAmazon以上に安く済みます。どっかの誰かさんみたいに12本も一気に買うような愚を犯さずに済みますので、小ロット購入の際は個人輸入がおすすめです。

サメさん万年筆 グレー
「そりゃ気軽に買えるんか知れへんけど安けりゃいいってもんやない。書き味あってこそや」
そうおっしゃりたいんでしょう。わかります。わたし自身万年筆は3本持っていますがやっぱり書いてみた感触って大事ですよね。ただ安もんやからと侮るなかれ。少なくともこのサメ万年筆に関しては書き味もいいんですよね。いい意味で普通です。

さすがにウン万円の金ペンに比べりゃ劣りますが、フツーに使う分には全く問題にならない書き心地です。160円のコスパが良すぎてマヒしてるのではと思われるかもしれませんが、マジで普通に良いです。1本1,950円で売られてても「ああ、そうなのね」で済みそうなレベルです。大量生産国家の底力を見せつけられました。

ステンレスニブ 細字
今回購入したのは細字ニブです。他に極細字というのもあるのですが、そちらは画像を見た感じではニブ周辺がLAMY 2000のような流線形をしているみたいです。個人的にはどちらかというとそういうモダンな感じの方が好きなのですが、サメさんとの見た目の相性がイマイチな感じがしたので"ザ・万年筆"ってニブが採用されている細字を購入しました。安物の割にはそれっぽい刻印があって万年筆感は完璧です。

字幅については体感的には国内メーカーのFよりは明らかに太く、海外メーカーのFよりも心なしか太いかなという印象です。海外のMFに近い太さと言えばわかりやすいでしょうか。まあおおざっぱにその程度だと思っておいてください。

ステンレス製ですのでやはりかなりコシがあり、力を加えてペン先を広げながら書くようなことは難しいです。ただペン先の滑りは良好で、ステンレスニブ特有のカリカリ感や紙に引っかかる感じはあまりないです。ヌルヌル書けるので金ペンユーザーでもそこそこ満足できちゃうかもしれません。ただ届いてすぐですので耐久性についてはまだわかりません。使っていく中で気づいたことがあれば追記していきます。




デザインに関してもクオリティ高めで申し分なしです。プラスチックパーツにありがちなバリなんてのは見受けられませんし、グリップにいたってはクリアカラーでアクセントが効いていて、この部分まで色がついているのも高評価ポイントです。安さに反して凝ったデザインになっていて価格設定を疑いたくなります。

一応グリップからは内部のコンバーターやインクが確認できますが、ホワイトを除くすべてのカラバリについてはグリップに色が付いているためインクの発色は微妙です。インクの色を活かしたいのであればホワイトが一番ですね。

欲を言えば胴軸にも多少のサメっぽさを出してくれてもよかったかなという感じです。キャップがサメの頭であれば、胴軸の先端が二股に分かれて尾びれみたいになっててもおもしろいのにと思ってしまいました。まあ値段を考えればなんも言えません。

コンバーター付属
そしてわたしが機能面で最も感動したのが、コンバーター付属ということです。1本1本についてます。大手ペンメーカーのコンバーターって2,000円前後する上にペン本体とは別売りだったりするんですよね。それも込みの160円。安さが際立ってると思いませんか?

逆にカートリッジは付属してません。前述のように中国から取り寄せる際にはカートリッジが付属した入門セットが販売されていますしカートリッジの単品販売も利用可能です。ただペン本体は良いにしてもインクはちゃんとしたものを使うべきだと思うので、純正とはいえ得体の知れない安物インクを使うのはあまりお勧めできません。

またカートリッジ・コンバーターの規格について、いま手元にあるParker、Pelikan、LAMYで互換性があるかどうかを試してみました。ParkerとLAMYはコンバーター側の穴のサイズが大きいため中でインクが漏れます。使えません。対してPelikanは少なくともコンバーターに関しては上手くハマりました。漏れもなくちゃんと使えそうですので、カートリッジを使うとしてもPelikanが無難かなという印象です。他のメーカーについては未検証です。

ただやはり正確性を考えると、付属の純正コンバーターを使ってボトルインクから吸入するのが最善かと思います。個人的にはカートリッジは一切使わないので全く問題ありませんが。他社製品と組み合わせる際はどちらかが破損する可能性がありますので自己責任でお願いします。



やはりこうせずにはいられませんでした。黒赤を作るためだけに3本のペンを組み合わせたLAMY safariのように、こちらもブラックをメインにグリップをレッドと交換してみました。やっぱり格好いいです。

まあ色はさておきこのサメさんのどことないかわいさにはほれぼれしてします。使っていて気が付いたのですが、背びれがいい具合に転がり防止の役目を果たしてくれるので机に無造作に置いても落っこちたりしません。値段に反して質がいいのでこれは案外使ってしまいそうです。

またお会いしましょう。

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