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限定モデル less than human Okapo10 R


初ブログの記念すべき初投稿はメガネのお話です。私の趣味の一つにメガネがあるんですが、それを本格的なものにしてくれたメガネちゃんにつきまして。

そもそもファッション界全般に言えることですけど、メガネってレビュー記事が滅多にないですよね。まあ機械類と比べたら使い勝手もクソもないですし、実際に使ってみないとわからない良し悪しなんてものもないわけですから、当たり前と言えば当たり前ですね。

そういったこともあってメガネのレビュー記事というものを書いてみたかったんです。いきなり5000字書いちゃうくらいには気に入ってますのでそう思って温かい目で見ていただければ幸いです。お付き合いくださいませ。

Okapo10 R

変わったデザインのメガネばかり作ってることで有名な国内ブランドless than human(レスザンヒューマン)から、左右で色も形状も違うデザインが特徴的なOkapo10 R(マカポトR)です。基本的に変なモノや珍しいモノが好きな私からすれば垂涎の的でしかありません。しかも私のシンボルカラーでもある黒×赤が用意されているということで買わずにはいられないでしょう。お値段の関係で長らく渋っていましたが買ってしまえば意外とあっけないもので、この上なく気に入っております。

less than human Okapo10 R
less than human Okapo10 R
Okapo10 Rは2016年に発売されたOkapo10の復刻版として2018年にリリースされました。末尾のRはReturnの頭文字とのこと。いずれもless than humanがCandy Fruit Opticalとコラボした限定モデルで、同系列の山下眼鏡店を含めた2店舗でしか購入できません。初代Okapo10及びOkapo10 Rの一部モデルについては既に完売、廃盤となっています。

基本的に両者は同じもので、違いと言ったらカラー展開とリム形状が左右反転したことくらいですかね。リムやテンプルカラーが左右で同色だったOkapo10に対して、Okapo10 Rでは色まで左右非対称になっています。またリムにつきましては
Okapo10⇒右: アンダーリム 左: トップリム
Okapo10 R⇒右: トップリム 左: アンダーリム
といった具合に変更されました。

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出展:キャンディフルーツ オプティカル

Okapo10 R発売当初には「形状が逆だからOkapo10ユーザーでも使い分けできるね!」みたいなふれこみがあったようなのですが、果たして両方ともそろえた猛者はいらっしゃるのでしょうか。羨ましい限りです。

Okapo10はそれ以前にリリースされていたpo6po10(ポルポト)とOkaOde(マカオデ)の融合というコンセプトのもとに作られました。細身のアンダーリムタイプのpo6po10とゴーグルっぽさが目を引くフルリムのOkaOde、いずれも他にはないデザインですがOkapo10はその両方の良さを受け継いでいます。モデル名に関しても両者から半分ずつもらってきてくっつけたというわかりやすいネーミングになっています。

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出展:キャンディフルーツ オプティカル

余談ではありますが、ポルポトと聞いて真っ先に思い浮かぶのはやはりかの有名なカンボジアの独裁者、ポル=ポトじゃないでしょうか。共産主義に知識は不要だとかいう謎理論を唱えて学者や知識人を片っ端から虐殺したり、教育を廃止して国民を農作業だけに従事させたり、洗脳して自分を神格化させるために子どもを重宝したり…

彼の政策(悪行?)を挙げだすとキリがありませんが、要するにとてつもなくヤバい輩です。less than humanが何を思ってこのモデル名にしたのか気になって夜も眠れません。まあ元から独特の感性をもったブランドなのでらしいと言えばらしいですね。ポル=ポトを知っている人からすれば名前を聞いただけでインパクトがとてつもないわけで、キャッチコピー的な役割としてはある意味成功してるのかなとは思います。

Candy Fruite Optical

本題に入る前にCandy Fruite Optical(CFO)について少しだけ。私がCFOに行くことになったきっかけというのが、面白いフレームが多いってことなんですよね。less than humanもそうですが、ParasiteやOnbeatとかの無駄にかっこいいのが置いてあったりして、一度色々まとめて見てみたくて行きました。

そしてこのメガネ屋さん、立地が秋葉原のど真ん中なんですけどアキバらしくメイドさんがメガネ選びを手伝ってくれるんですよ。もちろん知って入店したものの、やはりいざメイドさんがとなると謎の恥ずかしさのようなものを覚えました。お支払い後にはメイドさんとツーショットチェキを撮ってもらえるとのことで、せっかくなら是非にとパシャリ。これが世に言うメイドさんとのチェキかと、ちょっとした社会勉強になりました。

あとCFOはしょっちゅう割引を行っているようで、初めてにもかかわらず「レンズ含めた合計金額から10%値引きしますよ」と言われて、大丈夫なのかと変な顔をしてしまいました。ただOkapo10 Rは限定モデルのため割引適用外。残念。

受け取りに行った際には次回購入時15%OFF券を貰いましたし、ポイントカードを満了すれば2万円割引クーポンとして使えたり、自宅に送られてくるDMを持って行けば月替わりの特典や割引を受けられたりと盛りだくさんです(2万円クーポンを目指すなるとそれまでに15万円分のメガネを購入しなければいけませんが…)

またその時担当してくれたメイドさんからは名刺兼ポイントカードをいただきました。ポイントカードが2枚?と思いましたがこちらは来店ごとにスタンプがもらえて、50個たまると何かしらのご褒美があるみたい。近くへ行くときにはとりあえず寄るようになりました。特典云々もそうですが、かなり良くしていただいたので次買うときもまたお願いしたいところです。とりあえず今は3本で事足りているのでまだまだ先になるでしょうが。

よく見なくても凄いデザイン


less than human Okapo10 Rのテンプル収納時
テンプル収納時
さて先ほどOkapo10 Rについて2つのモデルを融合させたと言いましたが、そうはいってもpo6po10成分が殆どを占めていて、比重で言うと9:1くらいです。po6po10の全体的なフレームの細さや質感はそのままに片方をトップリムに変えたうえで、OkaOdeのようにブリッジをダブルにしたという感じでしょうか。

OkaOdeらしさはブリッジ部分くらいにしか残されておらず、太いリムの威圧感は削ぎ落されています。ただでさえ変なアシンメトリーデザインでインパクト強いのに、それでリムまで太くなったら強調されすぎてくどくなりそうなのでこれくらいでちょうどいいでしょう。

カラーリング


less than human Okapo10 R正面
正面



less than human Okapo10 R ブリッジ付近
ブリッジ付近
ブラック/レッドというカラー名のようなのですが、真っ赤なレッドではなく、かなり暗めでくすんだような、ワインレッド系統です。ビビッドなレッドも好きではありますが、これはこれで少し落ち着いていて気に入ってます。                        ⇐だいたいこんな感じ。ブラックはまっくろで艶ありなのに対してレッドの方はメタリックな色合いです。こちらは光の当たり方によってパープルやブラウンのような見え方をするのが面白いです。

less than human Okapo10 R 右側
右サイド



less than human Okapo10 R 左側
左サイド
モダンはいずれも微妙にブルーっぽいクリアブラック(グレー?)です。色分けとしまして、ブラックパーツは右のテンプルから始まって2本あるブリッジのうちの上側、そして左レンズにあるナイロン糸を引っかける箇所まで続いています。対してレッドはその他全てですね。左テンプルからアンダーリム、下側のブリッジと左右の内側のリム、そしてクリングスです。クリングスまで左右で色が違ったら面白かったんですけどね。まあどうせ殆ど見えないので意味ないでしょうが。

less than human Okapo10 R クリングス周辺
クリングス周辺

テンプル

また個人的にめっちゃ好みなのがテンプル形状です。正面から見てわかるように、左右でリム位置が異なるためヨロイの位置もまた右は上側、左は下側になっています。その左右での高低差を解消すべく、テンプルが左右それぞれグイッと曲がったデザインになってるんですよ。イカツイ!イカス!!!

less than human Okapo10 R 右テンプル
右テンプル
less than human Okapo10 R 左テンプル
左テンプル
テンプルのことを書いていて気がついたのですが、ヒンジがレンズの上下に付いてるじゃないですか。「もしやここもOkaOdeなのでは?!」って心の中で叫んでしまいました。もちろんOkaOdeは対称デザインなんですが、前述したゴーグルっぽさとは別にヒンジ部分でテンプルが二股に分かれているのも特徴なんです。きっとそうです間違いない。

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出展:メガネのHamaya

話を戻してOkapo10 Rのテンプル。これがもうかっこいいったらないの。アンダーリムフレームで下から持ち上げる感じで曲げているものはわりと見かけますが、逆パターンってあんまりないじゃないですか。しかもこうヒンジ部分から伸びるテンプルを途中でいきなり曲げてくるのがまたいいんですよ。

正面のリムデザインももちろんですが、このテンプルもまた変なモノ感が強くて大好きです。若干の禍々しさを感じさせる形状が黒赤カラーともマッチしていて最高。

less than human Okapo10 R 右テンプル 刻印
モデル名とサイズ
less than human Okapo10 R 左テンプル 刻印
CFO12周年コラボを表す刻印

ケース

付属のケースはOkapo10 R専用ではなく、less than humanに共通のものです。まっくろでつやつやなキルトっぽい表面で、両端にかけてややすぼまった形状です。造りとしては普通で、金属製のケースを布類でカバー、内側にはプラスチックの中敷きをはめ込む構造でしょう。安物メガネ店で貰えるケースと大差ない気がします(実はすごくいいものだったりしたらごめんなさい)

less than human Okapo10 R 付属ケース
付属ケース
less than human Okapo10 R 付属ケース 内部
ケース内部
フツーのメガネケース感もそうですし個人的にはキルト地感がいま一つなもんで、好んでこのケースを使おうとはならないかなという印象です。以前ALOOKで作ったときにもらったヘアラインブラックのケースの方が見た目的には好みです。

使ってみて

奇抜な見た目ではありますがサイズは真面目に55□17-138。普通です。国内ブランドが作っているだけあって、お顔のサイズが極端な人でもない限りは大抵の日本人が問題なく使えるかと思います。小顔女性とかにとってはテンプルが長いかも?私は特に支障はありませんでした。

フィット感とは別の問題として、掛け始めて少しの間はやはり違和感がありました。というのも、左右でリム位置が異なるため、例えば眼を少し上に向けたときに右にはリムがあって左にはないためなんかこうむず痒い感じがしたりだとか、ちゃんとフィッティングできてるのに傾いて掛けているような錯覚を覚えたりだとか。それもこれも1週間もすればすぐに慣れましたけどね。

基本的にメガネの使用感なんてのはフィッティングの良し悪しで決まるようなものなので、これ以上は言うこと無しというのが正直なところです。形こそ変ですけど、ちゃんと調整さえすれば全く問題なく掛けられるはずです。

折りたたむと…

あと気づいたのが、たたんだ時の形状です。画像を見ればわかる通り、左側のモダンが右に比べて下に長く伸びているんです。これは別に私の顔に合わせたフィッティングのせいというわけではなく、Okapo10 Rの元々のデザインからくるものです。

less than human Okapo10 R テンプル収納時
テンプル先端位置が異なる
と言いますのも、普通のメガネの場合ってテンプルが常に水平、もしくは両方が同程度の角度をつけた状態でバッテン状に折りたたまれるじゃないですか。極端に顔が左右で異なるようなことでもない限りは、基本的にメガネは左右対称になりますので当たり前ですよね。ただOkapo10 Rの場合は先ほども書いたようにテンプルが中ほどで折れ曲がった形状をしているために、左右のモダン位置がズレることになっているんです。

これが原因で、ケースに入れるときなんかはちょっと注意が必要になる場合があります。細身のケースだと入らない可能性あり。私が持ってる眼鏡市場の小型ケースだと普通に入れるとモダンがはみ出て閉まらないので、若干位置をズラして蓋をすることになります。

掛けているときは問題ないですが、収納するときには気になる人もいるかもしれないです。収納性然り見た目然り。ディスプレイラックみたいなものに並べて複数管理してるような方だと、たたんだ状態で眺める時間も長いですよね。これを味と見るか不恰好と見るかは人それぞれでしょうが私は大好きです。リムがアシンメトリーなのでこれくらいがむしろ潔いくらいです。

終わり

今回はメガネ紹介でした。メガネ通の方なら知ってて当然というモデルだったかもしれませんが、メガネの楽しさやかわいさ(?)が伝わればと思って書きました。メガネさんはもちろん、視力に全く困っていないという方も、メガネにこだわってみてもいいかもしれませんよ?

メガネそのものの紹介もそうですが、今後はちょっとした小ネタなんかもお話出来たらなと思います。

またお会いしましょう。

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