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JINS 40%ブルーライトカットレンズ 使ってみた


ブルーライトカットレンズに関する話を中心にして、愛用メガネの紹介もちょろっとしてしまおうというのが主旨です。現在PC用として使っているメガネはParis Miki AIRO light 89です。店頭で見つけて好みだったため購入したものなのですが、公式サイトで調べた限りでは同じ型番がヒットしないのでもしかしたら廃版になっているモデルなのかもしれません。

Paris Miki AIRO light 89
こちらのフレーム、以前までは通常のレンズを入れて自宅用全般として使用していたのですが、最近パソコン作業をしていて目の疲れを感じるようになったのでレンズを交換してきました。思った以上の効果を得られている反面、ちょっとした不満点もあるためそこらへんをレビューしていきたいと思います。

ブルーライトカットレンズとは

今回紹介するブルーライトカットレンズとは、目にとって悪影響があるとされる短波長の青色光を文字通りカットしてくれるレンズとなります。特に液晶画面を見るときにはこのレンズを通すことによって眼へのダメージや疲労を軽減させてくれるのです。度なしのブルーライトカットメガネが市販されているほどで、一般的にもよく知られたものかと思います。

現在ではオプションとしてカットレンズを備えているメガネ店がほとんどです。格安メガネでおなじみのJINS・Zoff・眼鏡市場はもちろん高級路線のチェーン店から個人商店まで、専門店であれば大抵のところで取り扱っていますので次にメガネを買う機会には考えてみてください。

スマホを初めとした画面を長時間見続ける人の多いご時世ですので、視力の良し悪しに関わらずお世話になっている方もいらっしゃることかと思います。といいますか、ちゃんとしたブランドのものでも数千円と別に大した値段でもないので個人的にはぜひとも活用していただきたいところです。

JINSにて購入

今回わたしが購入したのはJINSのレンズです。JINSが提供しているブルーライトカットレンズは3段階のカット率(25%, 40%, 60%)から選ぶことが可能でして、私はその中で40%のものを選びました。25%だと少し実感しづらかったのと、逆に60%は見たときに明らかにオレンジ色の視界になっていたので長い間掛けていたらちょっとしんどいかなと思ってそれらの中間にしたという感じです。

  • 25%: 自然な見た目で日常使いに
  • 40%: PC・スマホの長時間使用に
  • 60%: 寝る前のスマホのお供に

一応公式サイトにはそれぞれのカット率の用途として上記のような記載があります。ただレンズの度数によっては対応できないこともあるようですので、ご自身のレンズ度数が分からない方は測定してもらうことをおすすめします。

今回は他社製フレームということもあって納期は1週間でした。ただレンズ交換の納期に関してはフレーム形状やレンズの在庫状況、お店の混み具合が大きく影響しますので、一概に1週間とは言い切れません。JINSのフレームでの交換の場合は店舗にレンズの在庫さえあればその日のうちに交換してもらえるでしょう。こちらも気になる場合は購入予定の店舗に予め連絡をして確認しておくと良いかと思います。

お値段はカット率に関わらず10,800円(税込)です。通常のレンズだと交換費込みで5,400円、カットレンズの場合はそこに追加料金として5,400円が必要となることからこのお値段設定になっているとのことです。

私のようにフレームを持ち込んでレンズを入れてもらう場合は10,800円で、店頭にあるフレームとセットで購入する場合はフレームの値札にある金額+5,400円ということになります。JINSのメガネはセール時期を除いても安いものだとレンズとセットで5,400円からありますので、カットレンズで作るとなると10,800円~ということになりますね。

またフレーム持ち込み(特に他社製フレーム)の際の注意事項として、形状によっては対応できないものがあるということと、万が一加工の際に傷がついたり壊れてしまったりした場合には保証がきかないということが挙げられます。店頭でお願いするときにも案内があるかとは思いますが、その点だけは了承した上で交換してもらいましょう。

使ってみて

わたし自身以前使っていたメガネにはカットレンズを入れていたのですが、そこまで明らかな効果を感じることはできていませんでした。「ようわからんけど多分カットしてくれてるんやろな。知らんけど」って感じで気分的には少し楽だったかなという程度です。

ただ今回購入したものはカット率が40%と比較的高めだったためか予想以上に効果を実感できました。作業の最中はあまり良さがわからないのですが、一日の終わりにふと考えたときに目の疲れが軽減していると感じるようになりました。こんなに違うのであればもっと早くから導入しておけばよかったと少しばかり後悔しています。

わたしの場合はPC作業をするときだけに限定してカットレンズを使用し、画面を見ないときには通常レンズが入った別のメガネに掛け替えるといった感じです。毎日使ってはいるものの四六時中掛けっぱなしというわけではありませんのでその程度の使用頻度と思ってください。

ただやっぱりいいこと尽くしと言うわけでもなく、少しばかりの不満も感じているのでそちらも書かせてもらいます。特段困っているというほどではなく、ちょっと気になるなってくらいのものなのですが、人によっては致命的かもしれないものですので参考にどうぞ。

視界が黄色くなる

これはJINSのレンズに限らずそこそこのカット率を求めると避けられないことなのかもしれませんが、やはり通常のものと比べると色味が異なって見えます。60%のレンズを試したときほどではないにしても明らかに全体的に黄色っぽい見え方になるため、最初のうちは慣れが必要でしょう。

個人的にこの仕様で一番困ったのが、画像編集のときです。撮った写真をPCで確認・編集しているときにこのメガネをかけて行っていたのですが、良い感じと思って投稿した画像が実はホワイトバランスがおかしくなっていて真っ青だったということがありました。文字通りカットレンズはブルーライトを遮るわけですから多少青みが強くても判別できないんですよね。PC用のメガネなのにPC作業で使えないというすんごいジレンマを抱えることになってしまいました。

まあここに関して言えばカラーバランスが重要になってくる場面では通常レンズのメガネに掛け替えればいいというだけの話ですので、メガネを複数本所有している身からすれば何ら問題はありません。

また全体の色味が変になってしまうため、画面越しに本格的な作業をするような場面以外で常用するのは控えたほうが良いでしょう。見え方を例えるなら黄砂に見舞われた空間に放り込まれたような感じです。ブルーライトを遮るので眼球そのものへの影響は減るのかもしれませんがそれとは違った意味で疲れてしまいそうですので、メガネをこれ1本だけで済ませたいという方にはお勧めできません。

カット率ごとの用途にもあるように40%のレンズはあくまで長時間画面に向き合う場面を想定していますので、日常的に使うことを視野に入れるのであれば25%を選ぶのが無難でしょう。サンプルを見た限り後者であれば特に色合いの変化も感じられなかったため1日中掛けていても問題はないかと思います。

反射光が真っ青

これは使用に直接的にかかわるものでなく傍から見たときの印象なのですが、ブルーライトを反射するレンズということだけあって蛍光灯なんかの真っ白な光であってもレンズ表面で反射すると青い光になってギラギラと光るんです。

通常レンズ
カットレンズ
通常のレンズであれば反射光はほんの一部なのでほとんど気にならないのですが、カットレンズは明らかに反射させることを目的としているため、青色ってだけでなくめっちゃギラギラしてしまいます。何も知らない人からすれば違和感が凄いことでしょう。

こちらに関しても25%のタイプだとそこまで酷くもありませんが、40%以上となると人と会うときには使用しないのが良いでしょうね。色味の変化も含め、外出時に使うことはあまりおすすめできません。

わり

このレンズに替えてからは一日の終わりに感じる目の疲れが半減しました。40%以上のカット率となると使う場面を選ぶことになりますが、諸々の注意点を理解した上で使用すれば間違いなく効果を実感できるはずです。画面を眺める時間の長い方はもちろん、普段からスマホを多用する方にとっても有用なレンズとなっているかと思います。

Zoffなんかだとクリアレンズでありながらカット率が50%のものがあるようでして、他社のレンズも気になるところです。また比較のために購入することもあるかもしれませんのでその時はまた記事にしようかと思います。

一生付き合う眼ですから労わってあげてくださいね。

おまけ

申し訳程度のフレーム紹介です。こまごまとしたことは書きませんのでざっと眺めていってください。




フルリムの王道スクエア、全体的に面取りが施されておりカクカクとした印象です。外側はマットブラック一色ですがテンプルの内側だけ赤色で、斜めから見たときにちらっと見える差し色がカッコよさを引き立ててくれます。相変わらずの黒赤趣味全開です。

エアロライトの名のごとく非常に軽量に仕上がっているのが特徴的です。モダンを除いた全体がウルテムでできているため、レンズ含めて総重量は16.3gと数値はもちろん実際の掛け心地も良好です。超軽量を謳っているようなものに比べれば大したことないのでしょうが、25g超のメガネも使っている私としてはかなり軽いという印象です。

軽い上に丈夫であることが売りであるウルテムですが評判通りの強度です。硬くて丈夫というよりも、柔軟性があるおかげでちょっとやそっとでは壊れないという感じです。実際畳んだ状態で踏みつぶしてしまいましたが全く問題なく使用できています(わざと潰しちゃダメよ)




モダン部分には針金が通っているため、耳かけ部の調整も容易です。一般的なメガネに比べて柔らかい素材を芯に使用しているようで、特別な機械で温めるようなことも必要なく、手で簡単に調整できてしまいます。ただこれはあくまで自己責任でお願いします。基本はメガネ屋さんで調整してもらってくださいね。

今回のメガネは特にこれといって面白い見た目でもなくフツーに使えるものなのでこれにて終了です。

またお会いしましょう。

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